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Chickering & Sons(チッカリングアンドサンズ)
機種 model 51-B(スクエアピアノ)
銘柄 Chickering & Sons(チッカリングアンドサンズ)
製造番号 53749
製造年 1879年
規格 AAA〜a4 85鍵
外寸 幅2007.5mm 奥行き1030mm 側板高350mm 高さ978mm
外装 楢材 ローズウッド化粧板
鍵盤 松材 白鍵:象牙 黒鍵:黒檀
打弦機構 イギリス式シングルアクション
ハンマー ハンマーウッド:マホガニー材 フェルト巻
フレーム 総鉄骨 二重交差式
弦 低音部:芯線鉄鋼弦洋銀巻線 中高音部:鉄鋼弦
ペダル 右:ダンパーペダル 左:モデラート
このピアノは・・・日本の西洋音楽黎明期にアメリカからやってきたピアノ
チッカリング社は、米国ボストンで1823年に創業し、1906年には、年産4000台にも達する、大規模工場をもつピアノメーカーでした。チッカリング社の記録によると、このピアノは1879年4月23日に出荷されているので、同年初頭の製造と思われます。
このピアノは「東京音楽学校の焼き印の付いたピアノが在る」という言い伝えをもとに「日本・東洋音楽史」担当の岸辺茂雄先生により、昭和24年に東京大学教養学部の一室で発見されたものです。発見当初から3本の鍵盤、大屋根、脚、ペダル部が失われた状態で、昭和46年以降は東京藝術大学の資料館で保管されていました。
明治12年(1879年)明治政府が創設した「音楽取調掛」(後の東京藝術大学)に備えられていたものではないかと考えられていますが、断定するだけの資料は見つかっていません。しかしながら、キーバックレールクロスの下から鍵盤の高さ調整のために使われた短冊状の唱歌掛図(音楽取調掛時代に伊澤修二、ルーサー・W・メーソンが編纂)が発見される等、日本の音楽教育の黎明期に大きな役割を果たしたピアノであることは間違いありません。